エースをねらえ! 全10巻セット (ホーム社漫画文庫)

エースをねらえ! 全10巻セット (ホーム社漫画文庫)

  • 作者: 山本鈴美香
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2003/07/01
  • メディア: 文庫
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 ファイターズに、2013年のドラフトで、岡大海(おか・ひろみ)内野手が指名されて、入団しました。私は、スポ根漫画の王道とも言える、『エースをねらえ!』の作品が大好きで、ひそかに、贔屓球団に入団してくれたことを嬉しく思っています。


テニスと、野球とで競技は違いますが、
ストーリーの中には、スポーツ選手の心を奮い立たせる「名言」が、数多く出てきます。ほんの一部ですが、私の好きな名言を、紹介します。

◆◆◆

○宗方コーチ

「逃げてどうなる、コートでは誰でも一人だ。今までの練習だけがおまえを支える」

(「コートに立つのが怖いと言う、ひろみに対して)
「当然だ。勝負がかかってるんだから、誰でもこわい。だから皆、真剣に練習するんだ」

「誰が最初から良い球を打てる、誰が完璧な素質を持っている。
誰もが恵まれた長所を伸ばし、短所を努力で補って、試合にのぞんでいるんだ。
二度と素質などという言葉を口にするな」

「気持ちで負けて試合に勝てるか」

「我慢できないものをこらえるから、価値があるんだ。
覚悟しておけよ。トップクラスになるには、トップクラスの苦しみをなめなければならないぞ」
―そうやって、無理やり苦労させられる人間は幸せだ。知らない間に伸びる

(師弟の関係について)
「まず、こちらがうちこまなければ、相手は応えない」

「小手先の邪道には陥るな、目指したからには、堂々とテニスの王道をいけ!」

「勝者は常に敗者に償わねばならない。10人に勝ったら、自分と併せて11人分の努力をすることが必要だ。
それを怠ったとき、栄光の座から振り落とされる」

○岡ひろみ

「私も努力すれば、あんな素晴らしいプレーができるようになるんだろうか。
だとしたら、どんな努力も厭わない」

「下手だ。私って、本当に下手だ。でも、誰にも頼れない。コートじゃ誰も助けてくれない。
ああ、人間こんなに、ひとりぼっちだったんだろうか。こんなにも自分一人にしか頼れなかったんだろうか。
最後に頼るのが、こんなにハッキリ自分自身なら、もっと自分を磨かなきゃならない。
もっともっと練習して、練習し抜いて、強くならなきゃ。誰よりも強く強くならなきゃ」

「選手としてプレーするってことは、なんて責任が重いんだろう。
この重みに耐えて、力を出し切るってことは、なんて難しいんだろう」

○お蝶婦人

(お蝶婦人とダブルスを組んでいる試合の最中、不甲斐ないひろみに)

「何なの、さっきのプレーは。負けることを怖がるのはおよしなさい。
たとえ負けても、私はあなたに責任を押し付けたりはしない。
それより、力を出し切らないプレーをすることこそを怖れなさい」

「落ち着きなさい、しっかりしなさい。コートにいるのは一人ではないのよ。
私が、味方が、もう一人いるのよ。あなたのミスは私がカバーします。
せいいっぱいのプレーをなさい、わかって?」

◆◆◆

宗方コーチと岡ひろみの、師弟愛の部分が、本当に読みごたえがあります。
心から選手の成功を願っていないと、きっと、これだけ厳しくはできなかっただろうと思います。

それから、岡ひろみがアスリートとして、一人前になっていく過程のリアルさ。はじめは誰でも、未熟な状態から始まります。スポーツを見ることの楽しみは、選手がだんだんと成長していく姿を見ていくことにも見出せますよね。

最後に、お蝶夫人。チームプレーのあり方、委縮するチームメートに力を出し切ることに集中するように、アドバイスする、とても良い台詞です。

 

あと1週間で、プロ野球のキャンプイン。指導者、選手、チーム、今シーズンはどんなドラマが見られるでしょうか。宗方コーチの名言は、また、折に触れて引用したいと思います。